取引を記録に残す生き残る儲ける

自身のトレードを記録に残すことで自身のトレードを直視し、生き残りと収益増加を目指す。

AやBの言い分は 『ゲンロン戦記』東浩紀著 中央公論新社 2020 あとで消す

"ぼくが彼らのエピソードを記したのは、それなしには自分の愚かさを伝えることができなかったからにすぎない。読者のみなさんには、それ以上の詮索はないようにお願いしたい。" 『ゲンロン戦記』東浩紀著 中央公論新社 2020

 

peatix.com

 

主催の方から声をかけていただいたけど、多分参加しないので代わりに読了しての感想をここに記す。本書自体は2020年末に読み終えていた。再読はせずに記憶ベースで記す。かわいい声の人に「アバター出演でいいので!」と影武者オファーを出そうかとも思ったけど、そんなしょうもないことに全力を注いでいる場合ではない損失をデイトレで出してしまった。「発言の脚本は用意するけど、アドリブで言ったり間違っちゃったり素が出てもOKなんでー」とか真賀田四季(1作目)ごっことかしている場合ではない。

わたしが本来すべきは、(少なくない)損失を出したトレードの反省をまとめることだ。

 

(全力で目をそむけて)


どんな書物もそうだけど、本書は読み手の属性によって大きく印象は変わる。2010年代の東浩紀の動向をリアルタイムで追っていたかどうか。また、それもツイッター界隈も含めてのものかどうかによって。

わたし自身はツイッターを始めて早々に東浩紀にブロックされているが、関心領域が近いこと、それに関連してフォローイングが東浩紀や批評界隈が多数を占めていたこと、変更が繰り返されたツイッターの仕様の中でブロックされていても相手のツイートが見れる時期も少なくなかったこと、などからほぼリアルタイムで間接的に、経験とまでいわずとも同時代的に体感はしていた。わたしに判官贔屓な傾向がかなりあることもあって、アルファベットで登場する人たち寄りの気持ちで読了した。とはいえ、DさんEさんは、わたしがあまり把握していない登場人物で、Xさんは起こしたことが明らかに問題すぎるため、ほとんどAさんBさんに対してだ。

 

Xさんの使い込みについて、気づいて対応していると思しきツイートの断片について、リアルタイムセミリアルタイムの記憶もある。

「なんか本売れまくってお金じゃんじゃん入ってきてるっぽいなー」
「直販方式だから、売れればめちゃ儲かるだろなー」
くらいの認識はただのフォロワーで読者の自分でも、当時あった。思想地図βの創刊号はもちろん購入したし、(当時は)コンテクチュアズ友の会の会員でもあった。自室の本棚にはその会報の「しそちず」が残っています。思想地図βは全冊購入し読んだ。


まだ、創刊号準備中のころに、批評本の出版イベントからの大規模オフ会になり、そこから居酒屋で合同会社コンテクチュアズの少額出資者の方と、「事務所とかってあるんですか?」「住所的には代表社員の事務所ですが、実際は個々人って感じですね」「ツイッターとかみててもそんな感じですよねー」「(その前にコンテストで優勝して批評本単著デビューを控えていた)XXXXさんも契約社員なったみたいですけど、同じように自宅作業ですか」「そうですねー」みたいな会話もしていた。そのくらいの距離感ではあった。

 

お金が入ってきて、考えなしに遣ってしまうの一例として出てくる「パーティムービー」こと、「AZM48 the movie ビギンズナイト」の初公開が行われた創刊イベント「そうかん!」に参加もしている。このイベントでは、宇野常寛さんに握手してもらって「いつも心にライダースピリットを」ということばをもらった。東浩紀さんとも、そのオールナイトイベントの最後のほうに参加者みんなとわーと握手する流れのときに「ブロックされてるけど応援してます」と言って握手してもらった。わーっと次々握手されていたからか、特に反応はなかった。

 

www.nicovideo.jp


このとき初めて、ハンドルネームは今とは違うけれどアンチソーシャルで灰な人とリアルで遭遇し会話を交わしたのだった。たぶん26:00くらいだったと思う。「仕事はなにしてるんですか?」「物流系ですねー」という会話をした。1年くらい後に秋葉原マクドナルドでAM8:00にオフ会したときにちらっと仕事の話をしたら、「あれ、前は物流系って言ってませんでしたっけ」と指摘された。オールナイトイベントの深夜の会話は意外と覚えられている。

 

イベント中、事情はまったくわからないけれど、3mくらい先で20代と思われる女性が同じく20代と思われる男性に片足タックルや胴タックルで食らいついている様子も目撃した。たぶん、ダイレクトアタックということなんだろうと思うけれど、事情は飲み込めず、ただこっぴどくフラレている様子を目の当たりにしてしまった衝撃だけが残った。双方のツイッターアカウントは把握していて、そこから得られるだけの人物像の認識はあったので、完全に他人事とできないリアリティがあった。その女性は多少落ち着いてから、体格のいい別の出演者の男性に、想いが受け入れない辛さを時折泣きながら伝えていた。なんか服を脱ぎだしたりもしてた気はするけど、下着姿とかにはなってなかったと思う。イベントは屋内だけど、2月末の真冬だった。

 

オールナイトのこのイベントの後、わたしは山手線で仮眠を取った。そして、少なくとも当時はクリスチャンで、コンシューマのゲームプランナーで田中ロミオ好きの方と恵比寿でサシのオフ会をした。この方とは4・5年後、西池袋の落ち着いた喫茶店で再会してその時は主に仕事の話をした。今では大変に出世されているようだ。わたしはそうではない。

 

でも、この時の私にとっての本番のイベントはサシオフでも、「そうかん!」でもなく、その日の夜だった。半年ほど前に、一方的かつこっぴどくフラレた相手と再会する約束をしていた。当日に一度、会うことを止められないかというメールが来たけれど、結局会うことはできた。その日から2年半ほど交際をし、上海やバリや名古屋や天橋立に一緒に旅行に行った。同じ都道府県にあるとは思えないほどの田舎にあるアニマルシェルターに、猫を迎えにも二人で行った。半年に満たない期間だけど同棲もし、先方のご両親と二回お会いしお話した。向こうが人に会うのに躊躇した事情は、会ったときに聞かされた。納得のいく理由だった。

 

 

 

Aさんと、Bさんの話だった。

 

 


Aさんは慣れない店長業で大変な中で、ドッキリで呼び出されたりしてたし、なんか書かれぶりに可哀想だなと思いました。カフェ予定地の下見にいったりしていたツイートの記憶もあります。『ゲンロン戦記』にも記載ありますが、当初はイベントスペースとしてではないカフェだったので、「採算とか取れのかなー」と凡百の社会人としても思っていたので、実際に採算取れなかったという記載を読んだとき、「やっぱりそうだったのか、普通に考えてそうだろう」としか思えませんでした。
Aさんはずっと、なんど訊いても私が忘れてしまう女性声優の写真をずっとアイコンにしていてその印象が強すぎたせいで、ご本人をネット越し・リアルで拝見したときに違和感がすごかったです。

 

Bさんについて書く前に、私の工作員活動について書かねばなりません。

 

 

 

イントロダクション/補足資料・用語集

惜日のアリス
坂上秋成の小説デビュー作。河出書房新社 2013 年刊行。推薦コメントは、高橋源一郎中森明夫奈須きのこ、千葉雅也。装画は中村明日美子

坂上秋成
twitter id: @ssakagami
1984 年生まれ。武蔵中学校・高等学校早稲田大学法学部卒業。第 51 回群像新人文学賞小説部門最終候補。「東浩紀ゼロアカ道場」準優勝。ミニコミ誌『BLACK PAST』『ビジュアルノベルの星層圏』責任編集。2010 年度「週刊読書人文芸時評担当。一時、ゲンロンカフェ店長を務める。

n11books
twitter id: @n11books
http://www.n11books.com/
出版系のイベントからちょっとマニアックな新刊情報まで、「本」にまつわることはなんでも扱うニュースブログ。

永田希
twitter id: @nnnnnnnnnnn
「Book News」を運営している'79 年生まれ男性(アメリカ合衆国コネチカット州生ま
れ)その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。フリーター・会社員・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。高円寺グリーンアップル店長見習いを現在も継続しているかは不明。

blog.livedoor.jp


「しょぼいクリエーターと付き合ったことある人にオススメ。
 素朴に読むか、読み込むか。坂上秋成『惜日のアリス』」
Book News、2013 年 04 月 05 日配信の書評記事。

ツイート数 206、facebook いいね!39、はてなブックマーク 37 と
SNS を中心にまずまずの反応を集めた。
中でも「しょぼいクリエーター」というワードがツイッターはてなの一部の人間の心に突き刺さることとなった。

ゲンロンカフェ
twitter id: @genroncafe
株式会社ゲンロンと株式会社ユビキタスエンターテインメントほかが出資して作った、文系と理系が融合するカフェ。トークイベントを主たる事業とし、その映像配信もニコニコ動画ニコニコ生放送によって行っている。
品川区西五反田 1-11-9 司ビル 6F

市川真人×高橋源一郎×東浩紀「震災から文学へ ゲンロンカフェ編」
2013 年 11 月 16 日(土)19:30-より行われたトークイベント。
早稲田文学」ディレクター市川真人、小説家・高橋源一郎、思想家作家・株式会社ゲンロン代表・東浩紀が登壇。思想地図 β vol.4-2「福島第一原発観光地化計画」、高橋源
一郎著『恋する原発』の販売促進を企図したイベントと思われる。

惜日のアリス坂上秋成 河出書房新社 2013
工作成果報告書

2014 年 4 月 19 日(土)
クライアント:永田希様/n11books
工作計画実行・文責 twitter id:xxxxxxxxx

本報告書は、クライアント n11books 永田希様より受託した
惜日のアリス』工作の成果と内容を報告するものである。

目的
本工作は2つの目的を持つ。
1.『惜日のアリス』ならびに著者である坂上秋成氏の知名度を高めること。これは必ずしも傑作・天才といったようなプラスの内容に基づかなくともよい。人は時としてマイナスの評価情報にも強く関心を持つからである。
2.坂上秋成氏に対し、n11books/永田希が編集出版批評業界内及び、そのファンや周辺者に対し強い人脈と影響力を保持していることの顕示である。

下準備
受託工作員 xxxxxxxxx(以下、工作員)は、別表資料の通り 4/5 の紹介書評初出のタイミングより、断続的に本書評に言及あるいはリツイート等を行った。集中的あるいは即時の反応を示すのではなく、持続的かつ断続的に言及参照を行うことで、自然な関心ツイートのようにみせかけた。
また、2013 年 4 月 5 日に Amazon.co.jp 注文番号: 503-7223679-566XXXX にて本書を発注し、4月12日 ゆうメールにて発送され、自宅ポストにて受け取った。

補足情報
 工作員によるネット上のマイクロインフルエンスについては新進気鋭の哲学者千葉雅也先生による「RT といえば xxxxxxxx か consaba(河村書店)」「xxxxxxxxに RT されるとブロードキャストされている感がある」などと一定の評価を得ている。

本工作
2013 年 11 月 16 日( 土)市川真人×高橋源一郎×東浩紀「震災から文学へ ゲンロンカフェ編」へと工作員は一般観客として通常通り費用を支払い参加を行った。この際、本名とクレジットカード情報による支払い・申し込みを行った。入場受付時にゲンロン社員であるBBBBB氏には、その卓越した知性と記憶力により xxxxxxxxx であることを把握されたが、その他のスタッフ、東浩紀代表、坂上秋成店長(当時)、@sensualempire 仲山一二三氏、はその旨をまったく把握せず、またBB氏よりその情報を受取ることはなかった。
イベント中は前方席に位置し、手書きノートを熱心にとることで積極的な参加者である旨の演出を行った。イベント自体も「ジャスミン」なるヴェテラン文学賞投稿者による質問などもあり、多いに盛り上がったものとなった。幸いなことに、『惜日のアリス』出版に関わる内容等も自然に言及された。
二次会となる懇親会において、工作者は積極的に飲食物を注文し他者にもそれを振る舞うなど、積極的にスタッフ他観客と交流を行った。東浩紀作品の中では『クォンタム・ファミリーズ』が好きという女性と歓談していたところ、坂上秋成店長が同席されたため、工作本番となった。

ミ「すいません。坂上店長にお一つだけ質問させていただきたいことがあるんですけど」
坂「どうぞ」
ミ「『惜日のアリス』大変おもしろく読ませていただきました。」
坂「ありがと」
ミ「正直、批評やインタビュー構成等のお仕事、自分はそれほど多く読ませていただいているわけではないんですが、それらよりはるかにおもしろく読ませていただいたので、断然小説家・坂上秋成さんへの期待の比重がすごく大きくなりました」
坂「そう」
ミ「自分が『惜日のアリス』に関心をもったきっかけは「しょぼいクリエーターと付き合ったことのある人におすすめ」って書評がタイムラインでバズってたからで、それが強力にフックになったし、おもしろく感じたのは事実なんですけど、作者ご自身からしたらあの書評はどうなのかなって思いまして」
坂「まず、クリエイターである時点でぜんぜんしょぼくないから。なにかを創作してるって時点で、ぜんぜんしょぼくないし」
ミ「そうですね。クリエイターって造物主って意味ですもんね」
坂「永田さんも、いろいろ考えてくれてなるべく話題になるように考えて書いてくれてるってのはわかるんだけど」
坂「あんた、永田さんとどういう関係?」
ミ「いえ、別にぜんぜん何の面識も関係もない、いち読者ですけど」
坂「ぜったい、なんか裏あるっしょ。その質問してくるって絶対なんか裏あるっしょ」
ミ「いえ、本当にただの一読者で、ちょっと前のゼロアカ関連からちょっと関心あるくらいで」
坂「あんた、誰よ。絶対、なんか裏あるっしょ」
ミ「わかりました。じゃあこれを言ったら、坂上さんは裏もなんもないことを信じてくれますよ」
ミ「俺は、ただの、ツイッターの、XXXXXXXです!」
坂「!!!fdさじゃlkjfdぁjlfdじゃds;」
坂「お前がXXXXXXXXなの!」
坂「え、お前はほんと裏とかなんもなくて衝動の赴くままいろいろ書いたりまとめたりしてたわけ」
坂「まじでかー」


あやうく工作員とクライアントとの関係に気づかれそうであったが、よりインパクトのある情報「目の前に存在している人間がXXXXXXXXである」を提供することによって事無きをえた。
n11books が出版編集批評周辺および志望者、読者の中で大きな影響力を持つことを坂上秋成氏に強いエピソードとともに印象付けるという目的を達成できたため、本工作は成功と結論づける。

以上。
添付資料
(省略)

 

 

という風なことがありました。上記、報告書に記載はありませんが、Bさんに私のツイッターアカウントを把握されていると気づいたのは、イベント後の懇親モードのときにBさんが隣に座られて、「xxxxxxxx(ツイッターID)さんですよね?」と声をおかけいただいたからです。「よく、ご存知で」と返答しましたが、その後の会話は記憶にありません。たぶん、特別なことは話さなかったのでしょう。


なんで、わたしってわかったのかなー。あれかな、会員証にツイッターIDを入れられるから、本名情報とツイッターID情報はデータベース上で紐ついてて、それが頭にある状態で、本名で申し込んできている人間がリアルで入場受付してきたからか。ツイッターでは多少目立ってたし、わたしの本名もXXXXで記憶に残りやすいしね。確かそのとき、会場受付の担当していたのは編集総務のBさんだったし。当時のゲンロン、のべ会員数は数千後半、稼働している会員数でも二千くらいはありそうだけど、それが頭に入ってるなんてさすが最高学府!(誤用)。どのくらい顧客情報頭に入ってるもんかな。私で、15万アカウントくらいあって、年間のアクティブが2万くらいで、大体は見覚えある気はするけど、ロングテールは触れる機会ないから意識しないだけかもしれない。

 

私とBさんの接点はもう一つだけ。Bさんは当時、編集総務としてゲンロンの事務作業全般を担っていたと思われます。編集「総務」の方に力点があって。BさんはちょくちょくエクセルTIPSみたいなツイートをされてました。そのころの私は、「非効率だしもっといいやり方があるのはわかってるけどとにかく今すぐやらないといけないから従来の方法のまま」なエクセル仕事がやっと落ち着いてきて、業務改善とかを多少は意識する余裕がでてきたこともあって、そうした内容への関心が高まっていました。

 

2013年12月5日
これが20RTされたらやりますかね。RT Bさんのexcel講座をゲンロンカフェでやる予定は?

2013年12月30日
本当にエクセル講座の依頼が来たw

2013年12月30日
しかし実現にはいろいろハードルがあるのだw RT: 本当にエクセル講座の依頼が来たw

 

こうしたツイートがされておりましたが、この依頼を出したのは私です。他の方からも依頼はあったかもしれませんが。

【依頼・要望】エクセル講座TIPSと、エクセル設計思想 動画講義
本名 メールアドレス
2013/12/30 12:40
株式会社ゲンロン
総務担当 BBBBB様

謹啓

厳冬の候。
貴社におかれましては、益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素より、貴社作成のコンテンツ類には、日々知的
刺激を賜っており、心より感謝申し上げます。

今回、改まった形で、BB様講師のエクセル動画講義を行っていただけないかと、希望し要望するメールをお送りさせていただきます。

BB様におかれましては、近日エクセルを使用しての業務を多数行ってらっしゃるようでございます。その中で、BB様が感じ取られたエクセル利用におけるTipsや、エクセルの設計思想をツイッターやブログで大変、興味深く拝見してきておりました。

Windows95以降、日本においてエクセルは一般に普及し、ありとあらゆる事務作業がエクセル上で行われております。にもかかわらず、エクセルの操作方法や、「表計算ソフトをどのように業務に活用すべきか」という根幹が、検証され問われ、教育されることなく、泥縄式に、使われております。

特に社会人になって以降、明らかに業務とエクセル作成ファイルの形式のすり合わせを行いさいすれば、圧倒的に効率化できるであろうことを感じつつも、きわめてアナログな作業に追われることは多数でした。
まだ、自身の業務・作業については、工夫することで多少の効率化は意識して行ってきましたが、私が逐一指示をできない範囲でのエクセル業務は多数に及んでおり、そういった内容の非効率さは目に余るものであるように思います。

わたくしの関わる範囲だけでなく、日本全体で考えれば、こういったエクセル業務の非効率さは、完全な私見ではありますが、全体でいえばGDPに影響を及ぼすほどに蔓延しているように思います。

ぜひ、一人でも多くの方に、表計算にまつわる業務を行う上で、どのようなやり方をするのがもっとも効率的なのかと、知る機会を持ってもらいたいと強く感じております。

大変、ご多用かとは思いますが、エクセル動画講義の配信・開講をご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

--
----------------------------------------------
株式会社XXXXXXXXXX
YYYYYYY部 役職
mmmmmm@XXXXXXXXX.com

 

と、マジで依頼をかけました。ちょっと難しいですという丁寧なお返事はいただきました。私のこの認識はガチで、実際後に公認会計士合格者向けのエクセル講座、東大経済卒でその講座一本で生活してるっぽくて、高そうな時計をしている方によるものを受講したりしています。

 

 

 

『ゲンロン戦記』を読んでBさんが優秀な社員と思う人はいないと思います。けれど、ゲンロン入社前のBさんの経歴や、ゲンロン退社後の活躍から見ても、Bさんの能力がかなり高いというのは明らかではないかと思います。もちろん、分野が違えば得意不得意もあり、環境も相まって芳しくない結果ということもあります。
『ゲンロン戦記』は東浩紀東浩紀による、述懐と反省の書です。その目的は左記の通りで、別にほかの登場人物に失敗の責任を押し付けることにあるわけではない。このエントリ冒頭の引用は東浩紀の本心でしょう。ただ、本書に記述されている情報以外を持つ読者にとっては、作者にとってそれが重要でないということはわかっても、なお疑問が残りました。

 

いまではだいぶ胡散臭い作家になった佐藤優。その自叙伝作品に『私のマルクス』があります。同志社大学時代を綴ったものですが、同じ時期を一緒に過ごした人物からの視点で書いたものとして「佐藤優外伝 (紙の爆弾2009年10月号別冊 )」山本信二、も出版されています。両方、読みました。後者は、佐藤優が美化して書いた内容を、丹念に実際はこんな感じでと書いてはいるんですが、ストーリーや描写が薄くて印象に残りません。事実ってところでは、『佐藤優外伝』の方が正しいのかもしれないけれど、印象として残るのは整合性のあるストーリーが描かれた『私のマルクス』でした。それは、鹿砦社の「紙の爆弾」の別冊まで読むくらいには、佐藤優に対して批判的な私であってもです。

 

だから、ストーリーや演出の力はおそろしいなと思いました。『ゲンロン戦記』の目的がそこになくとも、本書の描写やストーリーが、正史となっていくのですから。

 

 

 

東浩紀の憂鬱 2014/10/08-12 読者とアンチに対して - Togetter

ついでにこれを読み返していました。7年もたてば、また関係も変わっているのだろうか。

 

 

このエントリの記述の信憑性は工作員成果報告書程度のものです。